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ウスマン・デンベレさんのプレースタイルについて、気になっている方は多いのではないでしょうか。
バルセロナ時代は「未完の大器」と呼ばれ続けたデンベレさんですが、2023年のPSG移籍を機に真の覚醒を果たしました。
最大の武器は世界最高レベルの両足のドリブル技術と、最高時速36.6kmを誇るスプリント力です。
この記事では、デンベレさんのプレースタイルの特徴・強み・弱点・キャリアの歩みまで徹底解説します。
記事のポイント
①:両足使いと時速36.6kmのスピードが最大の武器
②:PSG移籍で守備意識が向上し真の覚醒を遂げた
③:バルサ時代は負傷続きも経験を糧に成長を重ねた
④:ワールドカップ2018でフランス代表の一員として優勝
ウスマン・デンベレのプレースタイルの特徴と武器
- 両足使いのドリブルとスピード|デンベレの代名詞
- 予測不可能なプレーと崩しの多様性
- PSGで覚醒した守備意識とゴール関与率
- ポジションと戦術的な役割
- デンベレのプレースタイルの弱点と課題
両足使いのドリブルとスピード|デンベレの代名詞
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ウスマン・デンベレさんのプレースタイルを語るうえで、絶対に外せないのが両足の技術とスプリント力です。
現代のウイングには右利き・左利きのどちらかに偏った選手が多い中、デンベレさんは右足でも左足でもまったく遜色ないシュートとドリブルができるという稀有な資質を持っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本名 | ウスマン・デンベレ(Ousmane Dembélé) |
| 生年月日 | 1997年5月15日 |
| 2026年04月25日現在の年齢 | 28歳 |
| 出身地 | フランス・ヴェルノン(ノルマンディー) |
| 身長 | 178cm |
| 体重 | 67kg |
| 国籍 | フランス |
| 利き足 | 右(両足を高水準で使用) |
| ポジション | ウイング(右・左) |
| 所属クラブ | パリ・サンジェルマン(PSG) |
| 背番号 | 10 |
最大の武器「両足の技術」
デンベレさんの両足技術は、単に利き足以外が使えるというレベルをはるかに超えています。
右サイドに立った場合は右足でそのままクロスを上げることも、左足でカットインしてシュートを放つこともでき、ディフェンダーはどちらに来るか読めません。
左サイドに入った場合も同様で、左足の技術は本職のレフティと比較しても遜色がなく、ゴール前でのシュートも高精度です。
フットサル出身という背景が、幼少期からの両足トレーニングにつながり、この特殊スキルを磨き上げたと言われています。
「バルサのティキータカを取り入れたプレースタイルが好きだ」と語っていたデンベレさんは、FCバルセロナの発表インタビューで「フットサルをしていた頃に、優れたテクニックを持たなければならないと気づいた」とコメントしています。
時速36.6kmのスプリント力
スピードも、デンベレさんのプレースタイルを語るうえで欠かせない要素です。
計測された最高時速は36.6kmで、これは世界のサッカー選手の中でもトップクラスに位置します。
ムバッペさんの38.0km/h、ヴァン・デ・ヴェンさんの37.38km/hに次ぐ世界11位の記録(計測当時)であり、ウイングとしては十分すぎるスプリント能力です。
この速さを活かしてディフェンダーの背後に走り込んだり、1対1でスタートダッシュによって相手を置き去りにするシーンが数多く見られます。
ドリブルの技術的特徴
デンベレさんのドリブルには、スピードだけでなく細かいボールタッチと方向転換の鋭さがあります。
アウトサイドを使ったクイックな切り返し、フェイントで相手の重心を動かしてから一気に抜き去る動きは、世界最高峰と評価されています。
また、スペースがないような密集したエリアでも、ボールを手元に置きながら複数の相手を突破できる技術を持ちます。
特に1対1の場面では、相手ディフェンダーが守り方を完全に読めないため、カードが切りにくい状況が生まれます。これがデンベレさんの最大の脅威です。
ウイングとしての突破パターン
デンベレさんは主に右ウイングとして起用されることが多く、右サイドからのカットインシュートが最も得意なパターンです。
右サイドに配置されると、左足でのカットインからシュートコースを作り出し、ゴール左隅を狙います。
一方、左サイドでも遜色なくプレーでき、この場合は右足のシュートや右足でのクロスが武器になります。
どちらのサイドでも高水準なプレーができるため、監督の戦術次第で柔軟に配置できる点もデンベレさんの大きな強みです。
予測不可能なプレーと崩しの多様性
デンベレさんのプレースタイルのもうひとつの特徴が、相手に予測を許さないプレーの多様性です。
同じ動きを繰り返さず、状況によってドリブル突破・カットインシュート・スルーパス・クロスを使い分けるため、マークにつく選手は常に判断を迷わされます。
「無双状態」の1対1突破
デンベレさんが好調な時の1対1は、対峙するディフェンダーにとってほぼ詰みの状態と言えます。
右に行くか左に行くか、シュートかパスか、どのパターンも高水準で実行できるため、相手は賭けにいくしかない状況に追い込まれます。
フランス代表監督のディディエ・デシャンさんも「デンベレはボールを持つたびにチャンスを作れる選手」と高く評価しており、PSGのルイス・エンリケ監督も「彼のような選手はなかなかいない」とコメントしています。
実際に2023-24シーズンのリーグアンでは、第21節終了時点で得点ランキングトップに立つほどのゴール量産を実現しました。
カットインとシュートコースの作り方
デンベレさんのカットインシュートは、単純な動きに見えて実は非常に精度が高いです。
右サイドから中央へ切り込む際、相手ディフェンダーを外に釣り出してからインサイドへ向かうフェイントを入れ、その一瞬の隙に左足でシュートコースを作ります。
この動きは、右利きで外に展開を狙いたいと思わせておいて、逆に中央へ切り込むという「逆の逆」のフェイントが混ざっているため、ディフェンダーには対応が難しいです。
クロスとラストパスの精度
得点やアシストだけでなく、クロスやラストパスの質も高いのがデンベレさんの特徴です。
サイドを突破してからのクロスは、右足でも左足でも高精度で、中央の選手に合わせたピンポイントのボールを供給できます。
2022-23シーズンにバルサでマルコ・アセンシオさんやロベルト・レヴァンドフスキさんとの連携で多くのアシストを記録したのも、この精度の高さが裏付けています。
PSGでのゴール量産パターン
PSG移籍後のデンベレさんは、ゴール関与率が大幅に上昇しました。
2023-24シーズンのリーグアンでは、シーズン途中で得点ランキングトップに立ち、ゴール+アシストを合わせたチャンス創出数でもリーグ上位に入りました。
バルサ時代には「得点が少ない」と批判されることもありましたが、PSGではフィニッシュの場面に入り込む動きが改善され、ゴールという結果を伴う覚醒を果たしています。
PSGで覚醒した守備意識とゴール関与率
バルセロナ時代との最大の変化が、PSGでのデンベレさんの守備への取り組みです。
以前は攻撃面での才能は認められながらも、守備での貢献の少なさと負傷の多さがネックとなっていました。しかしPSGのルイス・エンリケ監督のもとで、守備でも献身的に走るプレースタイルへと変貌を遂げています。
バルサ時代との比較
バルセロナ時代のデンベレさんは、攻撃に特化しており守備の貢献は限定的でした。
当時は「守備をしないウイング」として批判的に見る声もあり、プレスバックの場面でもジョグで帰るシーンが目立っていました。
しかしPSG移籍後は、相手のビルドアップに対してハイプレスで前線からプレッシャーをかけ、チームの守備強度を高める役割も担っています。
この変化はルイス・エンリケ監督の強い要求と、デンベレさん自身の意識変革によるものと評価されています。
ハイプレスへの貢献と守備統計
PSGでのデンベレさんは、前線からのプレスに積極的に参加します。
ボール非保持時には自陣に戻る意識が高まり、チームとしての守備ブロックを形成する場面でも貢献しています。
守備でのインターセプトやボール奪取の数値も、バルサ時代と比較して向上しており、単なるアタッカーから「守備もできる攻撃的選手」へと進化した点がPSGでの評価を高めています。
ゴール関与率の急上昇
PSGでのゴール+アシスト数は、バルサ後半期と比較して明らかに増えています。
2023-24シーズンのリーグアンではシーズン序盤から安定してゴールに絡み続け、チームの攻撃の中心として機能しました。
「デンベレは世界最高の右ウイングの一人」と複数のメディアが評価するほど、PSG移籍を境に別の選手のように輝いています。
守備での具体的な変化
PSGでのデンベレさんの守備への変化は、数字でも確認できます。
ボール非保持時のプレスバック回数、前線でのボール奪取数ともに増加しており、単に攻撃だけでなくチームの守備組織の中に組み込まれた機能的な選手として機能しています。
ルイス・エンリケ監督は「デンベレは守備でも大きな貢献をしてくれている。彼のハードワークがチームを助けている」と繰り返しコメントしており、監督からの信頼度の高さが出場機会の多さにも反映されています。
バルサ時代に「守備をしない」と批判されていた選手が、PSGでは守備の重要な一角を担うまでに成長したことは、デンベレさんの意識と取り組みの変化を証明しています。
ポジションと戦術的な役割
デンベレさんのポジションは、主に右ウイングですが、左ウイングやトップ下に近い役割でも起用されます。
PSGでは、ルイス・エンリケ監督の採用する4-3-3システムの右ウイングが主戦場です。
右ウイングと左ウイングの違い
右ウイングに配置された場合、デンベレさんは右サイドを支配しながら、中央へのカットインからシュートを狙うことが多いです。
左ウイングに配置された場合は、右足のシュートと右足からのクロスが主な攻撃手段となります。
どちらに置かれても高品質なプレーができるため、監督にとって非常に使いやすい選手です。
PSGの戦術システムでの役割
PSGのルイス・エンリケ体制では、前線からのプレスと速い攻撃への切り替えが戦術の基本となっています。
デンベレさんはこの戦術にはまり、前線でのプレス役とカウンター時の推進力という二つの役割をこなしています。
特にカウンターアタックの場面では、そのスプリント力を活かして一瞬でゴール前まで到達できるため、PSGの速攻の核として機能しています。
チームメートとの連携
PSGではブラッドリー・バルコラさんやマルキーニョスさんとの連携が高まっています。
バルサ時代にはペドリさんやガビさん、レバンドフスキさんとの連携でアシストを量産した経験もあります。
パスコンビネーションへの参加も積極的で、ワンタッチで繋ぐテンポの速い攻撃にも対応できる技術の高さがあります。
デンベレさんが持つポジションの柔軟性
デンベレさんは、ウイング以外にも2列目の中央(トップ下)でも起用される柔軟性を持っています。
特にコンパクトな4-2-3-1システムで2列目の右に入った場合、単純なウイングより中央への関与が増え、ライン間でボールを受ける動きが多くなります。
この柔軟性があることで、監督は対戦相手によってデンベレさんの使い方を変え、相手の守備網を混乱させることができます。
左ウイング・右ウイング・2列目右・偽9番に近いポジションといった複数の選択肢があることが、デンベレさんをより価値の高い選手にしています。
デンベレのプレースタイルの弱点と課題
デンベレさんのプレースタイルには、圧倒的な強みがある一方で、いくつかの弱点も存在します。
ここが改善されれば、さらにワールドクラスの選手として評価が高まるだろうと言われている点を整理します。
負傷リスクの問題
デンベレさんの最大の課題は、負傷の多さです。
バルセロナ時代には太ももや膝の負傷で何度もシーズンを棒に振り、合計で1年以上の離脱期間があったとされています。
2017-18シーズンにはバルサでわずか5試合の出場に留まり、2018-19シーズンも負傷で14試合しかプレーできませんでした。
PSGへの移籍後は負傷頻度が改善されており、コンディション管理の向上が覚醒の一因とも見られています。
コンシステンシーの課題
バルサ時代に指摘されたもうひとつの課題は、試合ごとのパフォーマンスの波です。
絶好調の試合と、影が薄い試合の落差が大きく「ムラっけがある」と評されることがありました。
PSGではこの波が以前より小さくなっており、一定水準以上のパフォーマンスを安定して出せるようになっています。
守備の改善余地
守備への意識はPSG移籍後に改善されましたが、ウイングとしての守備の貢献度はさらに向上の余地があります。
高い位置からのプレスには積極的に参加するものの、自陣まで戻り切る場面での労力は、守備的なウイングと比べるとまだ少ないという評価もあります。
ルイス・エンリケ監督のもとでの継続的なトレーニングと意識の変化が、今後のさらなる改善につながると期待されています。
課題を克服してきた歴史
デンベレさんはここまでのキャリアで、さまざまな課題を乗り越えてきた選手でもあります。
バルサ時代に「遅刻癖がある」「プロ意識が足りない」という批判を受けたこともありましたが、PSG移籍後はそういったネガティブな報道がほとんど見られなくなりました。
チームへの貢献意識・負傷を防ぐコンディション管理・守備への取り組みというすべての面で成長した今のデンベレさんは、過去の批判をすべて払拭するほどの活躍を続けています。
「未完の大器」から「現代フットボール最高のウイングの一人」へ。その変化の過程こそが、デンベレさんのプレースタイルの最大のドラマと言えるでしょう。
ウスマン・デンベレのプレースタイルが育まれた経歴と代表歴
- エヴルとレンヌ時代の原点
- ドルトムントへの電撃移籍と急成長
- バルセロナ時代の苦難と成長
- PSGへの移籍と真の覚醒
- フランス代表での歩みとワールドカップ
エヴルとレンヌ時代の原点
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ウスマン・デンベレさんは1997年5月15日、フランス・ノルマンディー地方のヴェルノンで生まれました。
父親はセネガルとモーリタニアにルーツを持ち、母親はフランス系という家庭環境でした。幼少期から自由奔放な性格で、サッカーとフットサルに熱中して育ちます。
フットサルで磨いた両足技術
デンベレさんがバルセロナへの加入会見で語ったのが、フットサルの重要性でした。
「フットサルをしていた頃に、優れたテクニックを持たなければならないと気づいた。それが今の自分の技術に繋がっている」と述べており、狭いコートで磨いた技術が両足のドリブルの土台となっています。
フットサルは細かいボールタッチと狭いスペースでの判断力を育む競技であり、デンベレさんの密集エリアでの突破力はここで養われたと見られています。
エヴルからスタッド・ラバロワへ
デンベレさんは地元エヴルのサッカークラブでキャリアをスタートし、その後2010年にスタッド・ラバロワのアカデミーに加入しました。
ここでの4年間で攻撃的なウイングとしての基本スタイルが確立されていきます。
同世代の選手と比較してスピードと技術で抜きんでており、フランス国内のスカウトから注目を集めるようになりました。
レンヌでのプロデビュー
2014年、16歳でスタッド・レンヌのアカデミーに入団し、翌2015年にトップチームでプロデビューを果たします。
レンヌではリーグ・アンで存在感を示し、わずか1年半のプロ経験でドルトムントの目に留まることになりました。
この時期にすでに両足を使った変幻自在のドリブルと、加速力の高さが評価されており、フランスのユース代表にも招集されています。
レンヌでの成績とドルトムントの目
レンヌでのデンベレさんは、リーグ・アン1部でわずか1年ほどの経験しかないにも関わらず、その才能は欧州中の強豪クラブに知れ渡りました。
ドリブル突破の回数、スプリント数、ゴール創出能力すべてにおいてリーグ平均をはるかに超えるデータを記録し、ドルトムントが約1500万ユーロで獲得を決断します。
ドルトムントへの電撃移籍と急成長
2016年夏、デンベレさんはドイツのボルシア・ドルトムントへ移籍します。
19歳という年齢での大きなステップアップでしたが、ドルトムントでのわずか1シーズンで欧州トップクラブが欲しがる選手へと急成長を遂げました。
ドルトムントでのインパクト
ドルトムントでの2016-17シーズン、デンベレさんはブンデスリーガ32試合で6得点10アシストを記録しました。
DFBポカール(ドイツ杯)では5試合で4ゴール・1アシストという圧倒的な数字を残し、ドルトムントの優勝にも大きく貢献。このシーズン、デンベレさんはブンデスリーガのベストヤングプレーヤーに選出されています。
同チームのピエール・エメリク・オーバメヤンさん(当時)との連携も見事で、サイドからの仕掛けとセンタリングで多くのゴールをお膳立てしました。
バルサへの155億円移籍の衝撃
わずか1シーズンでの驚異的な活躍により、2017年夏にFCバルセロナが獲得に乗り出します。
移籍金は当初の支払い額が1億500万ユーロ(約130億円)、ボーナスを含めると最大1億4500万ユーロ(約180億円)という天文学的な金額でした。
当時ネイマールさんの世界最高額移籍(2億2200万ユーロ)の翌週に実現したこともあり、世界中の注目を集めた移籍劇となりました。
ドルトムント時代の成長要因
ドルトムントでデンベレさんが急成長した背景には、当時監督だったトーマス・トゥヘルさんの戦術的な指導があります。
トゥヘルさんはデンベレさんの自由なドリブルを活かしながら、チームへの貢献という意識も植え付けました。
また、ドルトムントというクラブ文化が若い選手の成長を促す環境を持っており、デンベレさんの才能が一気に開花する素地があったと言えます。
週を追うごとに成長するデンベレさんの姿に、ドルトムントのファンも欧州の各クラブスカウトも驚き、このシーズンのパフォーマンスが世界最高額に次ぐ高額移籍の根拠となりました。
ドルトムントでのわずか1シーズンが、デンベレさんのサッカー人生を大きく塗り替えたと言っても過言ではありません。
バルセロナ時代の苦難と成長
バルセロナでの6年間(2017-2023)は、デンベレさんにとって苦難と成長が入り混じった複雑な時期でした。
記録的な移籍金に見合う活躍を求められながら、相次ぐ負傷がキャリアの妨げとなり続けました。
負傷との戦い
バルサ加入直後の2017-18シーズン、デンベレさんはハムストリングの断裂により早々にシーズンアウトとなります。
翌2018-19シーズンも膝の負傷で長期離脱し、2シーズンで出場したのは合計わずか40試合程度にとどまりました。
この頃「155億円の期待外れ」という批判的な声が欧州メディアからも出始め、デンベレさんにとっては精神的にも厳しい時期が続きました。
復活と覚醒の兆し
しかし、2020-21シーズン以降、デンベレさんは少しずつ本来の輝きを取り戻していきます。
2021-22シーズンはUEFAチャンピオンズリーグのグループステージで活躍し、国内リーグでも好調を維持しました。
2022-23シーズンには移籍金論争を忘れさせるほどの活躍で、チャンスクリエイションでリーグ上位に入り、「ようやくバルサで覚醒した」と評されるシーズンを送りました。
PSGとの契約交渉と移籍決断
2023年夏、バルサとの契約が満了したデンベレさんはフリートランスファーでPSGへの移籍を選択します。
バルサとの契約延長交渉では条件面で折り合いがつかず、複数のクラブが関心を示す中でPSGを選びました。
フリーでの移籍ということでPSGにとっては費用を抑えた優良補強となり、デンベレさんにとっても新天地で改めてスタートを切る機会になりました。
バルサ時代の総括
バルサでの6年間は、純粋な数字だけで評価すると波がありましたが、デンベレさんはそれでもリーグ・アン最優秀選手賞のノミネートや、チャンスクリエイションでのリーグ上位実績など、確かな成果を残しています。
公式戦通算222試合に出場し、40ゴール・50アシスト以上を記録した数字は、負傷による欠場期間を考えれば決して悪い数字ではありません。
バルサという世界最高峰の環境での経験と、そこで培ったハイレベルな技術が、PSGでの覚醒の土台となったことは間違いありません。
PSGへの移籍と真の覚醒
2023年夏にPSGへ移籍したデンベレさんは、瞬く間にチームの中心選手へと昇格しました。
ルイス・エンリケ監督のもとで与えられた明確な役割と、守備への要求が、デンベレさんを真のワールドクラス選手に変えています。
PSGでの衝撃のシーズン序盤
2023-24シーズン、デンベレさんはリーグ・アン開幕から連続してゴールに絡み、第21節終了時点で得点ランキングトップという驚異的な数字を叩き出しました。
「今シーズンのリーグ・アンで16得点を記録し、第21節終了時点で得点ランキングのトップに立っている」と当時のメディアが報じており、バルサ時代とは別人のような出来栄えでした。
ゴール数だけでなくアシストも量産し、ゴール+アシストを合わせたチャンス創出でもリーグ上位の数字を記録しています。
ルイス・エンリケ体制での位置づけ
PSGのルイス・エンリケ監督は、前線からのハイプレスと速い切り替えを戦術の核としています。
デンベレさんはこのシステムの中で、攻撃の主役であると同時に前線プレスの一員として機能しています。
監督の要求に応えるために守備の意識を高め、90分間フルスプリントする体力を維持していることが、PSGでの高評価につながっています。
PSGでの代表的なゴールとパフォーマンス
PSGでのデンベレさんは、カットインシュート・ペナルティエリア内での正確なフィニッシュ・チャンスメイクと、攻撃のあらゆる局面でチームに貢献しています。
バルサ時代に「ゴールが少ない」と批判された点も改善され、フィニッシュの場面に積極的に入り込む動きがゴール数の増加につながっています。
PSG1年目での評価と今後の期待
PSGでの1年目のシーズンを通じて、デンベレさんは「期待以上の活躍」とフランスメディアから高く評価されました。
フリー移籍という形で加入しながら、チームの絶対的な中心選手として機能し、移籍市場における最高の掘り出し物のひとつと言われています。
PSGが今後チャンピオンズリーグ制覇を目指す中で、デンベレさんの存在は攻撃の核として欠かせないものとなっており、今後もクラブと代表の両方でさらなる活躍が期待されています。
2026年ワールドカップに向けて、クラブでの好パフォーマンスを継続しながら代表でも結果を残すことが、デンベレさんの次の目標です。
フランス代表での歩みとワールドカップ
デンベレさんはフランス代表においても長年にわたって重要な役割を担ってきました。
2018年のワールドカップ優勝をはじめ、カタール大会、ユーロ2024でも代表の一員として出場しています。
代表デビューとワールドカップ2018優勝
デンベレさんのフランスA代表デビューは2016年で、当時まだ19歳という若さでした。
2018年ロシア・ワールドカップでは、グループステージのオーストラリア戦(2-1)とデンマーク戦(0-0)に先発出場し、フランスの優勝に貢献しています。
21歳という若さでワールドカップ優勝を経験したことは、その後のキャリアに大きな自信をもたらしました。
カタール大会(2022年)での活躍
カタール・ワールドカップ2022では、グループステージのオーストラリア戦でエムバッペさんのゴールをアシストし、続くポーランド戦でもアシストを記録しています。
決勝のアルゼンチン戦では41分で交代となりましたが、フランスは延長戦の末PK戦でアルゼンチンに敗れました。
デンベレさん自身もこの大会での代表初ゴールを狙いながら叶わず、ワールドカップでのゴールへの意欲はますます高まっています。
ユーロ2024とフランス代表の現在
2024年の欧州選手権でも引き続きフランス代表の主力として出場したデンベレさんは、クラブでの好調をそのままに代表でも存在感を示しました。
現在のフランス代表においてエムバッペさんに次ぐ攻撃の核として位置づけられており、2026年ワールドカップへの強い意欲も語っています。
「ワールドカップでもヨーロッパ選手権でもまだ初ゴールを挙げることができていない」とプレッシャーを持ちながらも、その熱量がデンベレさんをさらに向上させる原動力になっています。
デンベレさんのルーツと代表への思い
セネガルとモーリタニアにもルーツを持つデンベレさんは、フランス代表としてプレーすることへの誇りを常に語っています。
多様な文化的背景を持つ選手が集まるフランス代表の中で、デンベレさんは攻撃の象徴的存在として今後も中心的な役割を担い続けるでしょう。
ウスマン・デンベレのプレースタイルの総まとめポイント
- 両足使いのドリブル技術は世界トップクラスの水準だ
- 最高時速36.6kmの爆発的スプリント力が武器のひとつだ
- 右・左どちらのウイングでも高水準なプレーができる
- PSG移籍後に守備意識が大幅に向上し別格の覚醒を果たした
- 2023-24リーグ・アンで得点ランキングトップに立つほど活躍した
- フットサル出身という背景が両足技術の土台を作った
- ドルトムントでの1シーズンで欧州中の注目を集めた
- バルサへの移籍金は当時世界2位の約145億円相当だった
- バルサ時代は負傷が多く「未完の大器」と呼ばれ続けた
- PSGのルイス・エンリケ体制で真の覚醒を遂げた
- ワールドカップ2018でフランス代表の優勝メンバーに名を連ねた
- カタール大会では2アシストを記録し準優勝に貢献した
- 代表・クラブ両方でまだゴールを積み増せる伸びしろがある
- 弱点だったコンシステンシーもPSGで改善が見られる
- 2026年W杯では個人初ゴール達成への強い意欲を持っている
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