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ウィリアム・サリバさんのプレースタイルについて気になっている方は多いのではないでしょうか。
フランス出身のセンターバックとして、アーセナルとフランス代表でディフェンスラインの中心を担い、現代サッカーが求める守備力とビルドアップ能力をハイレベルに兼ね備えた選手です。
192cm・92kgの体格にトップスピード34.5km/hという驚異的な身体能力を持ちながら、知性的なポジショニングと冷静な判断力でプレミアリーグを制圧しています。
この記事では、サリバさんのプレースタイルと経歴をさまざまな角度から徹底解説していきますよ。
記事のポイント
①:ウィリアム・サリバのプレースタイルは知性と身体能力の融合
②:トップスピード34.5km/hでフォワードを抑え込むCB
③:マルセイユでリーグアン最優秀若手賞を受賞し覚醒
④:EURO2024でフランス代表ベストイレブンに選出
ウィリアム・サリバのプレースタイルの特徴と武器
- インテリジェントな守備|ウィリアム・サリバの真骨頂
- 身体能力|192cmとトップスピード34.5km/hの脅威
- ボール奪取|タックルとインターセプトの技術
- ビルドアップ|後方からの組み立てとロングフィード
- ガブリエウとのCBコンビ|アーセナル守備の核心
インテリジェントな守備|ウィリアム・サリバの真骨頂
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ウィリアム・サリバさんのプレースタイルの最大の特徴は、卓越したポジショニングセンスと冷静な判断力です。
ここでは、サリバさんのプレースタイルを象徴する知性的な守備スタイルを詳しく見ていきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本名 | ウィリアム・サリバ(William Saliba) |
| 生年月日 | 2001年3月24日 |
| 2026年04月25日現在の年齢 | 25歳 |
| 出身地 | ボンディ(フランス) |
| 国籍 | フランス |
| 身長・体重 | 192cm・92kg |
| トップスピード | 34.5km/h |
| ポジション | センターバック |
| 所属クラブ(現在) | アーセナルFC(イングランド) |
| 背番号 | 2番 |
| 市場価値 | 1億500万ユーロ |
相手の動きを読む洞察力の高さ
サリバさんのプレースタイルの核心は、相手の動きを的確に読む洞察力です。
プレッシャーがかかる状況でも冷静に対応し、相手の積極的な仕掛けに対しても素早く適切な位置に移動することで、パスコースやドリブルルートを的確に封鎖します。
危険なスペースを閉じて相手の攻撃の芽を摘む守備スタイルは、いわば「後手に回ることのない守備」です。
この冷静さが守備の要としてチーム全体に安定感をもたらし、サリバさんがフィールドにいるだけで他のディフェンダーたちも安心してプレーできる環境が生まれます。
ポジショニングの鋭さと読みの正確性
セカンドボールへの反応、相手FWの動き直しへの対応、一列前に飛び出しての対応など、どれをとっても出足が素早く的確なサリバさん。
これらのアクションは単純な瞬発力だけでは実現できません。「読みの鋭さ」が不可欠で、自身のマークしている選手が「何を考え、どのように動くのか」を的確に読んでいるからこそ、常に先手を取れるのです。
「自身のマーカーの意図を先読みして先回りする」という知性的な守備スタイルは、現代のトップCBに求められる最も重要な資質のひとつです。
相手の動き直しへの対応力
対人守備の能力でも際立つのが、最後までボールから目を離さずじっくりついていく粘り強さです。
相手のシュートモーションに入る手前でボールをつついてシュートを阻止する場面も多く、身体能力が高いため逆を取られそうな場面でも腰をひねってボールに触れます。
ポジショニングと読みが優れているため、体格の大きさによる敏捷性の欠如が問題として顕在化することが少なく、「弱点を洞察力でカバーする」という高度な守備センスを持っています。
インテリジェントな守備スタイルまとめ
| 守備の特徴 | 詳細 |
|---|---|
| ポジショニング | 卓越した状況認識で常に最適ポジションに先回り |
| 読みの鋭さ | 相手FWの意図を先読みし後手に回らない守備 |
| 判断力 | プレッシャー下でも冷静に最善の守備行動を選択 |
| 粘り強さ | 最後までボールから目を離さずシュートを阻止する |
身体能力|192cmとトップスピード34.5km/hの脅威
サリバさんのプレースタイルを語る上で外せないのが、その圧倒的な身体能力です。
CBとしての「高さ」と「速さ」を最高水準で兼ね備えた選手は世界的に見ても稀であり、ここがサリバさんのプレースタイルを特別なものにしています。
192cm・92kgという圧倒的なフィジカル
192cm・92kgというサイズは、現代のプレミアリーグでも屈指の体格です。
空中戦において高さと強さを活かした守備力は抜群で、相手FWの空中戦に圧倒的な優位性を誇ります。
特に、大柄なFWに対しても全く臆することなくプレーできる点が際立っており、フィジカルに長けた相手にも体格で劣ることのないプレースタイルは、アーセナルのハイラインディフェンスを成立させる重要な要素です。
トップスピード34.5km/hという驚異的な数値
しかし、サリバさんのプレースタイルの最大の驚きは、その体格でありながらトップスピードが34.5km/hに達することです。
このスピードは世界のCBの中でも屈指の数値であり、足の速いウィンガーに難なくついていける機動力がハイラインディフェンスのリスク管理を可能にしています。
特に、サイドバックが裏を取られた際のカバーリングは見事で、相手が触る前にボールを刈り取ってしまう場面がよく見られます。
これはCB自身が仕掛ける積極的なプレーであり、スピードに相当な自信がなければ実行できません。
相手とボールの間に入る腕力と身体の使い方
サリバさんのプレースタイルでもうひとつ特筆すべきは、相手ウィンガーと五分五分のボールを奪い合う際の身体の使い方です。
力強い腕力をうまく活かしてボールを隠したり奪ったりし、他の選手よりもスピードに長けているため相手とボールの間にグイッと入ることができます。
大型FWに対してもこの身体の使い方が有効であり、ドリブルで仕掛けてくる相手にも対人守備で圧倒できる強みを持ちます。
身体能力比較データ
| 身体能力の項目 | サリバのデータ | プレミアリーグ平均(CB) |
|---|---|---|
| 身長 | 192cm | 約185cm前後 |
| 体重 | 92kg | 約82kg前後 |
| トップスピード | 34.5km/h | 約30〜32km/h |
| 空中戦対応 | 圧倒的優位 | 標準〜優位 |
ボール奪取|タックルとインターセプトの技術
サリバさんのプレースタイルを語る際に、「クリーンな守備」という表現がよく使われます。
ここでは、そのクリーンな守備を支えるタックルとインターセプトの技術について詳しく見ていきます。
長いリーチを活かしたタイミングの良いタックル
サリバさんは192cmという身長に比例した長いリーチを持っており、これがタックルの大きな武器となっています。
守備に際して相手にペナルティを与えないよう正確なタイミングでボールを奪う能力は高く、相手フォワードに対する強力な抑止力として機能しています。
ラフプレーではなく、あくまでクリーンな守備にこだわるプレースタイルは、カードをもらいにくいCBとしての信頼性につながっています。
インターセプトで試合の流れを変える
タックルと並んでサリバさんのプレースタイルを際立たせるのが、インターセプトの巧みさです。
相手のパスを読んで先に触り、ボールを奪い取る能力は世界屈指のレベルにあります。
インターセプトが成功すれば即座にビルドアップに移行できるため、守備から攻撃への切り替えの起点として機能し、アーセナルのトランジションサッカーと相性が抜群です。
ポジショニングの良さがインターセプトの成功率を高め、インターセプトの成功がさらにチームの守備ラインへの信頼を高めるという好循環が生まれています。
リスクを冒さない守備哲学
サリバさんのプレースタイルにおける守備哲学として注目すべきは、「リスクを冒さずに効果的な守備を実現する」という一貫した姿勢です。
無謀なタックルや無理なプレスバックを避け、ポジショニングと読みで相手の選択肢を狭めてから確実にボールを奪います。
この守備哲学が、サリバさんをプレミアリーグで最もイエローカードの少ない主力CBのひとりにしています。
ボール奪取能力まとめ
| ボール奪取の特徴 | 詳細 |
|---|---|
| タックル | 長いリーチを活かした正確なタイミングのクリーンな守備 |
| インターセプト | 相手パスを先読みして奪取。攻撃の起点となる |
| 守備哲学 | リスクを冒さず、ポジショニングと読みで確実に奪取 |
| カード少なさ | プレミアリーグ主力CBとして屈指の低カード数 |
ビルドアップ|後方からの組み立てとロングフィード
サリバさんのプレースタイルは守備だけでなく、ビルドアップ(攻撃の組み立て)にも高い能力を発揮します。
現代のトップCBに求められる「守備と攻撃の両立」を高水準で実現していると言えるでしょう。
プレス耐性と冷静なビルドアップ
サリバさんのビルドアップで最も際立つのが、プレッシャー下での冷静さです。
冷静に相手のプレッシングを見極め、パスなのかドリブルなのかを適切に選択します。
パスの精度、ドリブルのコース取りも見事で、プレス回避においてはプレミアリーグ屈指の能力を持っていると評価されています。
相手のプレッシングが前のめりになればなるほど相手の背後にスペースが生まれることをサリバさんは熟知しており、プレスを受けながらでも相手の背後のスペースを見つけてフィードを送る高い戦術理解力があります。
ウィンガーへのロングフィードが定評
特に定評があるのが、ウィンガーへのロングフィードです。
相手のプレッシングが強い局面でも、アーセナルのウィンガーが走り込んだタイミングに合わせて的確にフィードを送る精度は、攻撃陣から絶大な信頼を得ています。
通常ならGKに下げるかクリアするような場面でも、相手の背後のスペースへのロングフィードを選択できる判断力は、現代CBとしての完成度の高さを示すものです。
このビルドアップ能力があるからこそ、アーセナルはCBから直接ウィングへの縦への楔を入れる素早い攻撃が可能となっています。
ボールコントロールとフットワーク
ド派手なパスやドリブルによる前進を披露するタイプではないものの、正確なボールコントロールとフットワーク、落ち着きによって後方からのビルドアップに堅実に貢献します。
適切なタイミングでボールを前進させ、時には正確なロングパスも駆使して展開していく、まさに現代型CBの理想的なビルドアップスタイルです。
試合全体の流れを読む力と、プレッシャー下でも的確な判断を下す冷静さが、アーセナルの攻撃をリズムに乗せる上で重要な役割を果たしています。
ビルドアップ能力まとめ
| ビルドアップの特徴 | 詳細 |
|---|---|
| プレス耐性 | 相手のプレッシングを見極め的確にパス/ドリブルを選択 |
| ロングフィード | ウィンガーへのタイミングが正確な長距離フィード |
| ボールコントロール | 正確なトラップとフットワークで安定したビルドアップ |
| 判断力 | 背後のスペースを見つけて縦フィードを選択できる戦術眼 |
ガブリエウとのCBコンビ|アーセナル守備の核心
サリバさんのプレースタイルを語る上で、相方のガブリエウ・マガリャンイスさんとのCBコンビについても触れる必要があります。
ここでは、アーセナル最強の守備を支えるCBコンビの特徴について見ていきましょう。
ガブリエウとの相性と守備の安定性
サリバさんがガブリエウさんとコンビを組んで以降、アーセナルの守備は飛躍的に安定しました。
ガブリエウさんがより積極的に前に出るタイプであるのに対し、サリバさんはカバーリングとポジショニングを担当する役割分担が自然にできており、お互いの特長を引き出し合う理想的なコンビネーションが生まれています。
このCBコンビはプレミアリーグ最強レベルの守備陣として、多くの専門家やメディアから高く評価されています。
アーセナルのハイライン戦術を支えるプレースタイル
ミケル・アルテタ監督のアーセナルはハイラインを基本とした守備戦術を採用しており、CBには高い守備スペースのカバー能力が求められます。
サリバさんのトップスピード34.5km/hという身体能力は、このハイライン戦術においてオフサイドラインを高い位置に設定しながらも、裏を取られた際にスプリントで対応できることを意味します。
ハイラインの「リスク」を「サリバのスピード」でカバーするという構造が、アーセナルの積極的な守備戦術を成立させているとも言えます。
2023-24シーズンの全試合フル出場という安定感
2023-24シーズン、サリバさんはリーグ戦の全試合にフル出場するという驚異的な安定感を見せました。
守備の要としてこれほどの稼働率を誇る選手は世界的にも稀であり、コンディション管理能力の高さも際立っています。
このフル出場がアーセナルのチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献し、サリバさんの存在なしにはアーセナルの躍進はなかったと言っても過言ではないでしょう。
ガブリエウとのCBコンビの強み
| 強みの側面 | 詳細 |
|---|---|
| 役割分担 | ガブリエウが前に出る→サリバがカバーの自然な役割分担 |
| ハイライン対応 | サリバのスピードがオフサイドライン維持を可能にする |
| 連携の成熟度 | コンビを組んで以降アーセナルの失点が大幅に減少 |
| 稼働率 | 2023-24シーズン・リーグ戦全試合フル出場 |
ウィリアム・サリバのプレースタイルの背景と代表の歩み
- 生い立ちとサンテティエンヌ時代|ボンディ出身の逸材
- アーセナルへの移籍とローン生活|3クラブでの経験
- マルセイユで覚醒|年間最優秀若手選手賞の実力
- アーセナル本格定着と2023-24全試合フル出場
- フランス代表での歩み|EURO2024ベストイレブン
生い立ちとサンテティエンヌ時代|ボンディ出身の逸材
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サリバさんのプレースタイルの根底には、フランス郊外ボンディという出身地と、若くしてサンテティエンヌでプロとしてデビューした経験があります。
ここでは、世界的CBになる前の若きサリバさんの歩みを振り返ります。
ボンディ出身というルーツ
ウィリアム・サリバさんは2001年3月24日、フランスのボンディで生まれました。
ボンディはセーヌ=サン=ドニ県に属するパリ郊外の都市で、フランスサッカーの優秀な選手を多く輩出してきた地域として知られています。
地元クラブのASボンディでキャリアをスタートし、2014年にFCモンフェルメイユへ、そして2016年にサンテティエンヌのユースチームへ加入します。
同じボンディ出身の選手としては、フランス代表のムバッペさんが有名であり、ボンディが育成面で優秀な地域であることが分かります。
17歳でのサンテティエンヌトップデビュー
2018年5月にサンテティエンヌとのプロ契約を締結したサリバさんは、同年9月のリーグアン・トゥールーズ戦でトップチームデビューを飾ります。
わずか17歳でのリーグアンデビューでフル出場を果たし、チームの勝利に貢献したサリバさんは、注目の若手CBとして一躍脚光を浴びました。
2018-19シーズンにはリーグアンで定期的に出場機会を得て、20歳以下の選手としては異例の安定したパフォーマンスを披露します。
この段階から「読みの鋭さ」と「ポジショニングの正確性」というプレースタイルの核となる部分が既に発揮されていたとされています。
若き日のプレースタイルの特徴
サンテティエンヌ時代のサリバさんのプレースタイルについて、フランスの専門家たちは「技術面での完成度よりも、判断力とゲームの読み方の成熟度が際立っていた」と回顧しています。
身体能力の高さに加えて、17〜18歳という年齢とは思えない落ち着きがあり、プレッシャー下でも慌てることなく冷静にボールを処理する姿がすでに周囲を驚かせていました。
2019-20シーズンはクープ・ドゥ・フランス決勝進出に貢献するなど、チームの重要な局面での活躍も見せています。
サンテティエンヌ時代の概要
| 時期 | 所属 | 出来事 |
|---|---|---|
| 2016年 | サンテティエンヌユース | ユースチームへ加入 |
| 2018年5月 | サンテティエンヌ | プロ契約締結 |
| 2018年9月 | サンテティエンヌ | トップデビュー(トゥールーズ戦)・17歳 |
| 2019-20 | サンテティエンヌ(ローン) | クープ・ドゥ・フランス決勝進出に貢献 |
アーセナルへの移籍とローン生活|3クラブでの経験
2019年のアーセナルへの移籍から、サリバさんはすぐにはプレミアリーグに定着できず、フランスの3つのクラブでの豊富なローン経験を積んでいきます。
この「回り道」がプレースタイルの深みを与えた重要な期間です。
2019年:アーセナルが約2700万ポンドで獲得
2019年7月25日、アーセナルはサリバさんの獲得を約2700万ポンドで発表します。
この金額は当時のCBとしては非常に高額で、アーセナルがサリバさんの将来性に全幅の信頼を置いていたことを示しています。
しかし、移籍と同時に2019-20シーズンはサンテティエンヌにローン移籍するという形が採られ、「育成期間を設けながら徐々にプレミアリーグに慣らす」というアーセナルの長期的なプランが垣間見えます。
ニースへのローン(2021)
2020-21シーズンに正式加入したアーセナルではリーグ戦・カップ戦ともにベンチにすら入れない状況が続き、サリバさんはシーズン後半にニースにローン移籍します。
シーズン後半参加ながら22試合に出場し、試合経験を着実に積んでいきました。
ここでのプレースタイルは既に一定の評価を受けており、次なるマルセイユへのローンへとつながっていきます。
3クラブ経験の意義
サンテティエンヌ→ニース→マルセイユという3クラブでのローン経験は、サリバさんのプレースタイルにとって大きな意味を持ちます。
異なる監督のもとで異なる戦術に適応し、様々な攻撃パターンを持つFWと対峙することで、「どんな状況でも適応できる守備の柔軟性」が培われていきました。
アーセナルですぐに出場機会を得ることができなかったからこそ、フランスでの豊富な経験を積むことができたとも言えるでしょう。
アーセナル移籍〜ローン期間の歩み
| シーズン | 所属 | 出場数 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 2019-20 | サンテティエンヌ(ローン) | 限定的 | クープ決勝進出。負傷で多くの試合を欠場 |
| 2020-21前半 | アーセナル | ほぼ0 | ベンチにも入れず |
| 2020-21後半 | ニース(ローン) | 22試合 | 試合経験を積む |
| 2021-22 | マルセイユ(ローン) | 52試合 | リーグアン年間最優秀若手選手賞 |
マルセイユで覚醒|年間最優秀若手選手賞の実力
サリバさんのキャリアの転換点となったのが、2021-22シーズンのオリンピック・マルセイユでのシーズンです。
ここでの活躍がなければ、現在のアーセナルでの定着はなかったかもしれません。
マルセイユで52試合という圧倒的な稼働率
2021年7月にマルセイユへ1年間のローン移籍を果たしたサリバさんは、52試合という驚異的な稼働率でほぼ全試合に出場します。
1シーズンで52試合というのは、センターバックとして非常にハードなスケジュールですが、コンディションを崩すことなくハイパフォーマンスを維持し続けたことが高く評価されています。
マルセイユでの守備の安定感は際立っており、チームのチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献しました。
リーグアン年間最優秀若手選手賞とベストイレブン
このシーズンのサリバさんはリーグアンの年間若手最優秀選手賞と年間ベストイレブンのダブル受賞を果たします。
年間最優秀若手選手賞は年齢制限のある中での選出ですが、ベストイレブンはリーグ全体での最高評価です。
CBとしてベストイレブンに選ばれることは非常に難しく、この受賞がアーセナルにサリバさんを本格的に起用する決断を与えたと言えるでしょう。
マルセイユでのプレースタイルの深化
マルセイユでの1シーズンは、サリバさんのプレースタイルに明確な変化をもたらしました。
フランスリーグで多種多様なFWと対峙し、チームの守備の要としてプレッシャーを受け続ける経験が、読みの鋭さと冷静さをさらに磨き上げました。
「52試合を通じて安定したパフォーマンスを維持できる」という証明は、アーセナルに「このプレースタイルはプレミアリーグでも通用する」という確信を与えたのです。
マルセイユはリーグアンの強豪クラブであり、UEFAチャンピオンズリーグ出場権を争う緊張感のある環境でシーズンを完走したことは、サリバさんの精神的な成長にも大きく貢献しています。
このシーズンを振り返ってアルテタ監督は「サリバはマルセイユで我々が必要とする経験を積んだ。彼がチームに戻ってきた時、すぐに違いを作れると確信していた」と語っており、マルセイユでの1年がいかにアーセナルにとっても重要な期間であったかが分かります。
アーセナル本格定着と2023-24全試合フル出場
マルセイユでの覚醒を経てアーセナルへ復帰したサリバさんは、2022-23シーズンから本格的な活躍を開始します。
ここでは、アーセナルでのサリバさんのプレースタイルの開花と実績を見ていきます。
2022-23シーズン:開幕戦デビューからレギュラー定着
2022-23シーズンにアーセナルへ本格的に復帰したサリバさんは、プレミアリーグ開幕戦で印象的なデビューを果たすと、そのままレギュラーに定着します。
それまでの4シーズンは出場機会がほとんどなかったことを思えば、開幕から即スタメンという展開は劇的と言えます。
同シーズンはPFA年間ベストイレブンに選出され、プレミアリーグ屈指のCBとして確固たる地位を確立しました。
2023-24シーズン:リーグ戦全試合フル出場の快挙
2023-24シーズンからは背番号を2番に変更し、さらなる安定感を発揮します。
このシーズンはリーグ戦の全試合にフル出場するという驚異的な記録を達成し、「CBとしてフルシーズンを怪我なく完走できる頑丈さ」もプレースタイルの重要な武器であることを証明しました。
アーセナルのチームとしての安定感はサリバさんの存在抜きには語れず、ミケル・アルテタ監督が最も信頼を置く選手のひとりとなっています。
サリバのプレースタイルへのアルテタの信頼
アルテタ監督がサリバさんのプレースタイルを高く評価している理由は、単なる守備力だけでなく、チーム全体のシステムに対する理解度の高さにあります。
ハイラインを採用するアーセナルでは、CBが高い守備ラインを維持しながらFWの裏への動きを抑えなければなりません。
サリバさんはそのプレースタイルの中で、ポジショニングの調整・スプリントによるカバーリング・インターセプトによる先手守備という三つの武器を状況に応じて使い分けます。
2024年には新長期契約を締結し、アーセナルの未来の守備を長期的にサリバさんに託すというクラブの意向が明確になっています。
市場価値1億500万ユーロという評価は、約2700万ポンドの獲得費用の数倍以上の投資対効果を生み出しており、アーセナルにとって近年で最高の補強のひとつと称されるほどです。
アーセナルでの主な実績
| シーズン | 実績 | 備考 |
|---|---|---|
| 2022-23 | PFA年間ベストイレブン選出 | プレミアリーグ開幕から即レギュラー定着 |
| 2023-24 | リーグ戦全試合フル出場 | 背番号2番に変更 |
| 2019年〜 | アーセナル在籍(ローン期間含む) | 約2700万ポンドで獲得 |
| 〜現在 | 市場価値1億500万ユーロ | 投資対効果で最高クラスのCB |
フランス代表での歩み|EURO2024ベストイレブン
サリバさんのプレースタイルはフランス代表でも高く評価されており、若くして代表の守備陣の中心的存在となっています。
ここでは、フランス代表でのサリバさんの歩みを追います。
2022年3月のフランスA代表初招集
フランスA代表に初招集されたのは2022年3月のことです。
この時点でサリバさんはまだ21歳という若さで、しかもアーセナルへの本格定着前という段階での招集でした。
フランス代表の指揮官ディディエ・デシャン監督がサリバさんのプレースタイルの潜在性をいち早く見抜いていたことを示すエピソードです。
カタールW杯(2022年)への出場
初招集からわずかな期間を経て、サリバさんは2022年カタールW杯にも召集・出場を果たします。
当時のフランス代表はヴァランさん、ユパメカノさんら強力なCBが揃っており、サリバさんの出場機会は限定的でしたが、ワールドカップという舞台での経験がその後のプレースタイルの成熟に貢献したことは間違いありません。
EURO2024でディフェンスリーダーとして大会ベストイレブン
サリバさんのフランス代表でのキャリアのハイライトは、2024年のUEFA欧州選手権(EURO2024)です。
2024年頃からフランス代表でもレギュラーに定着し、EURO2024ではディフェンスリーダーとしてチームを牽引しました。
チームは準決勝敗退となりましたが、サリバさん個人は大会ベストイレブンに選出される見事なパフォーマンスを披露。
フランス代表という世界最高峰のカテゴリーでもそのプレースタイルが通用することを証明し、世界的CBとしての地位を不動のものにしました。
フランス代表でのキャリアまとめ
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2022年3月 | フランスA代表初招集 |
| 2022年11-12月 | カタールW杯出場 |
| 2024年〜 | フランス代表でレギュラー定着 |
| 2024年6-7月 | EURO2024でディフェンスリーダーとして大会ベストイレブン選出 |
ウィリアム・サリバのプレースタイルの総まとめポイント
- サリバのプレースタイルの核心は卓越したポジショニングと冷静な判断力
- 192cm・92kg・トップスピード34.5km/hという規格外の身体能力を持つCB
- 長いリーチを活かしたクリーンなタックルとインターセプトでボールを奪取
- プレス下でも落ち着いてウィンガーへのロングフィードを選択できるビルドアップ能力
- アーセナルのハイライン守備をスピードでカバーする不可欠な存在
- ガブリエウ・マガリャンイスとのCBコンビはプレミアリーグ最強レベル
- 2023-24シーズンはリーグ戦全試合フル出場という驚異の稼働率
- 2022-23シーズンにPFA年間ベストイレブン選出でプレミアリーグに定着
- マルセイユで52試合出場・年間最優秀若手選手賞受賞が覚醒のきっかけ
- 2019年にアーセナルが約2700万ポンドで獲得。現在の市場価値は1億500万ユーロ
- フランス・ボンディ出身で2001年3月24日生まれの現役世代最高のCBのひとり
- 2022年カタールW杯に出場。2024年のEURO2024では大会ベストイレブン選出
- 課題は大柄ゆえの敏捷性とヘディングの正確性だが、読みとポジショニングで補完
- 17歳でのサンテティエンヌデビューから、サンテティエンヌ・ニース・マルセイユと多くの経験を積んだ
- アーセナルへの本格定着後、「プレミアリーグ屈指のCB」として世界的な評価を確立
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