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マルコス・アクーニャさんのプレースタイルについて知りたい方も多いのではないでしょうか。
セビージャFCに所属するアルゼンチン代表の左サイドバックで、カタールW杯2022でアルゼンチンを世界一に導いた功労者のひとりです。
元々はMF出身という経歴を持ち、左サイドバックに転身してからも攻撃参加と90分間衰えない運動量でチームを支えるスタイルが際立っています。
闘争心むき出しのプレースタイルと精度の高い左足のキックで、ラ・リーガとアルゼンチン代表で欠かせない存在感を示してきました。
ここでは、マルコス・アクーニャさんのプレースタイルの核心から、キャリアの歩みまで詳しく解説します。
記事のポイント
①:マルコス・アクーニャのプレースタイルは攻撃的サイドバック
②:主なスキルはピンポイントクロスとミドルシュート
③:元MF(左MF)出身でポリバレント性が高い
④:W杯2022でアルゼンチン代表として世界一を達成
マルコス・アクーニャのプレースタイル|元MFの攻撃性と圧倒的な運動量
- プレースタイルの核心|プロフィールと基本情報
- 【推進力】ドリブルと積極的な攻撃参加
- 【左足の精度】ピンポイントクロスとミドルシュート
- 【フィジカル】90分間衰えないスタミナと闘争心
- 【守備力】1対1の強さとボール奪取能力
- 元MFの経験が生むポリバレント性とインテリジェンス
プレースタイルの核心|プロフィールと基本情報
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ここでは、マルコス・アクーニャさんのプレースタイルの基本的な概要と、プロフィールを整理していきます。
どのような選手なのかをまず把握した上で、各要素を掘り下げていきましょう。
攻撃的サイドバックとしての基本スタイル
マルコス・アクーニャさんは、eFootballにおいて「攻撃的サイドバック」に分類されるアルゼンチン代表の左サイドバックです。
この分類は、実際のプレースタイルをそのまま体現しています。
セビージャFCで左サイドバックを務めながらも、単なる守備専門ではなく、積極的な攻撃参加でチームの得点に直結する貢献をするタイプです。
フットボールチャンネルのデータでは、世界の選手能力値ランキングで83位にランクインした実績を持つ選手で、その評価の高さが実力を物語っています。
172cmと決して大柄ではありませんが、77kgのフィジカルを活かしたアグレッシブなプレーが持ち味で、アルゼンチン出身らしい闘争心あふれるスタイルが特徴です。
2020-21シーズンにセビージャへ移籍し、フレン・ロペテギ監督体制下でラ・リーガに初挑戦しながらも即戦力として活躍しました。
前任のセルヒオ・レギロンがトッテナムへ移籍して空いた左サイドバックのポジションを引き継ぎ、見事に穴を埋めてみせました。
攻撃面では推進力のあるドリブルがフィーチャーされており、巧みなボールタッチでサイドから仕掛け、前線に鋭いクロスを送るスタイルが一番の特徴です。
90分間上下動し続ける運動量は相手にとって脅威となり、試合終盤になっても衰えないスタミナで相手を消耗させます。
主要スキル|ピンポイントクロスとミドルシュート
アクーニャさんの主要スキルとして特筆すべきなのが「ピンポイントクロス」と「ミドルシュート」の2つです。
ピンポイントクロスは、サイドを突破した際に精度の高いクロスをゴール前に送り込む技術で、アクーニャさんの左足の精度がそのまま反映されたスキルといえます。
単なるクロスではなく、相手ゴールキーパーの届かない絶妙なスペースへ正確にボールを送り込める精度の高さが、このスキルの真骨頂です。
一方、ミドルシュートはサイドバックとしては異例のスキルで、ボックス外から強烈なシュートを繰り出す能力を示しています。
元々MF出身だからこそ身についた遠距離からのシュート技術が、サイドバックとしての武器に転化されているわけです。
eFootballでは逆足(右足)の頻度・精度ともに「高い」という評価を受けており、両足を巧みに使えるアクーニャさんの技術力の高さがうかがえます。
左足を主軸としながらも右足での対応もできるため、守備時に右足側にコースを切られた状況でも柔軟に対処できます。
おすすめ追加スキルとして「ダブルタッチ」「スルーパス」「インターセプト」なども挙げられており、攻守両面での応用力の高さも評価されています。
プロフィール基本情報
下記の表は、マルコス・アクーニャさんの基本的なプロフィール情報をまとめたものです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 本名 | マルコス・ロドリゲス・アクーニャ(Marcos Rodrigues Acuña) |
| 生年月日 | 1991年10月28日 |
| 2026年04月19日現在の年齢 | 34歳 |
| 出身地 | アルゼンチン・サンティアゴ・デル・エステロ州 |
| 身長 / 体重 | 172cm / 77kg |
| 利き足 | 左足(逆足精度:高い) |
| ポジション | 左サイドバック(LB)/ 元左MF |
| 所属クラブ | セビージャFC(2020年〜) |
| 国籍 | アルゼンチン |
| プレースタイル | 攻撃的サイドバック |
| 主なスキル | ピンポイントクロス、ミドルシュート |
| 主なタイトル | W杯2022優勝、コパ・アメリカ2021優勝 |
プレースタイルの強みと課題
アクーニャさんのプレースタイルには、明確な強みと同時にいくつかの課題も存在します。
強みの最大の柱は、なんといっても90分間走り続けるスタミナと1対1での強さです。
アルゼンチン出身らしい闘争心むき出しのプレーで、ファウルも多い一方で、相手との身体的な接触を恐れない攻撃性が持ち味となっています。
精度の高い左足のキックはセビージャに欠かせない武器で、攻撃的なオーバーラップからのクロスはチームの得点に直結する重要なオプションです。
一方で課題として指摘されるのが、スピードタイプの選手との1対1への対応です。
カタールW杯2022のレポートでも「スピードで突破してくるタイプはやや苦手としているかもしれない」と評されており、クイックなウインガーへの対応はアクーニャさんにとって難しい場面となりやすいです。
しかし、こうした課題があってもW杯でAという高い評価を獲得したパフォーマンスが示すように、総合的な貢献度の高さは揺るぎないものがあります。
下記の表で強みと課題を整理してみます。
| カテゴリ | 内容 |
|---|---|
| 強み① | 90分間衰えないスタミナと運動量 |
| 強み② | 精度の高い左足のピンポイントクロス |
| 強み③ | 1対1での闘争心と身体的な強さ |
| 強み④ | 元MF由来の高いポジショニング意識 |
| 課題 | スピード系ウインガーへの守備対応 |
【推進力】ドリブルと積極的な攻撃参加
マルコス・アクーニャさんのプレースタイルで最もわかりやすい特徴が、この推進力あるドリブルと積極的な攻撃参加です。
ここでは、その具体的な内容を掘り下げます。
縦への突破力と攻撃参加の特徴
アクーニャさんの攻撃参加は、単なるオーバーラップにとどまりません。
左サイドラインを縦に突破してクロスを上げるだけでなく、中に絞ってミドルシュートを狙ったり、内側からサポートに入ったりと、多彩なパターンで相手守備を崩します。
元々MFとしてキャリアをスタートさせた経験から、攻撃時のポジショニングには高い知性が感じられ、単純なサイドアタックにとどまらない複雑な動きが可能です。
攻撃参加のタイミングについてはベテランならではの読みがあると評されており、チームの攻撃フェーズでの動き出しのタイミングは熟練したものがあります。
相手の守備陣形が崩れた瞬間を見極めて飛び出す判断力は、若い頃からMFとして培ってきた戦術眼の賜物です。
セビージャでの攻撃参加の回数はシーズンを通じて安定しており、チームの左サイドアタックの起点として機能し続けています。
ロペテギ体制でのセビージャは縦に速いサッカーを志向しており、アクーニャさんの積極的な攻撃参加はそのスタイルに完全にマッチするものでした。
ドリブルの技術とボールキープ力
「巧みなボールタッチを駆使してサイドで仕掛ける」というのがアクーニャさんのドリブルの特徴です。
スピードに頼ったドリブルではなく、フィジカルと技術を組み合わせた堅実なドリブルが持ち味で、相手の守備選手に当たりに行くようなアグレッシブさも見せます。
ボールタッチの細かさと重心移動のスムーズさで相手を翻弄し、サイドの局面を制圧する能力は評価が高いです。
172cmというサイズながらも、低い重心を活かしたドリブルは安定感があり、簡単には奪われません。
相手がプレスをかけてきた場面でも冷静にボールをキープし、次のパスコースを作り出す能力もアクーニャさんの強みのひとつです。
eFootballでの逆足精度が「高い」という評価からもわかるように、右足でのボールコントロールも十分な水準にあり、プレッシャー下でも柔軟なドリブルが可能です。
スポルティングCPでの欧州キャリアを通じて磨かれたボール扱いの技術は、セビージャでも存分に発揮されています。
オーバーラップからの崩しパターン
アクーニャさんの攻撃参加の代表的なパターンが、左サイドをオーバーラップして前線にクロスを送り込む形です。
左ウインガーや左インサイドハーフとの連携でサイドの深い位置まで侵入し、ゴールに直結するクロスを供給します。
この動きはセビージャのシステムに組み込まれており、相手が右サイドバックやセンターバックで対応しなければならない状況を意図的に作り出しています。
中に入るウインガーとオーバーラップするサイドバックの連動は現代サッカーの基本的な崩しパターンですが、アクーニャさんの場合は元MFとしてのセンスが加わることでより質の高い動きになっています。
アルゼンチン代表でも同様の動きを見せており、メッシさんやラウタロ・マルティネスさんといった前線の選手たちとの連携で効果的なアタックを展開しました。
W杯2022では攻撃参加のタイミングの読みで「ベテランならではの洗練さがある」と評価されており、ただ前に出るだけでなく知的な判断を伴った参加が光りました。
攻撃参加での貢献と実績
スポルティングCPでのアクーニャさんの成績は、2019-20シーズンにプレミエイラ(ポルトガル1部)で24試合出場2得点1アシストという数字を残しています。
サイドバックとしての数字としては十分な貢献度で、守備的なポジションながらもゴールに絡む意識の高さが見て取れます。
サイドバックが2得点を記録するのは攻撃への積極性の証であり、ゴール前への飛び込みを厭わないプレースタイルの賜物です。
セビージャでも左サイドからのクロスやカットインによるシュートで得点・アシストに絡む場面を作り続けており、単なる守備的なサイドバックとは一線を画す存在感を発揮しています。
ここ、気になる部分だと思うので、実際の試合映像を見るとアクーニャさんの攻撃参加の質と量がよりわかりやすいですよ。
【左足の精度】ピンポイントクロスとミドルシュート
マルコス・アクーニャさんの最大の技術的武器が、左足の高い精度から生まれるクロスとシュートです。
セビージャで左サイドバックとして重宝されている最大の理由のひとつがこの左足の精度にあります。
ピンポイントクロスの技術的特徴
アクーニャさんのピンポイントクロスは、単なる高精度クロスにとどまらない複雑な技術体系を持っています。
サイドから送り込むクロスには、アーリークロス(走り込む前にゴール前へ送る)、グラウンダークロス(地面を這う低いクロス)、カーブをかけた高精度クロスなど複数のバリエーションがあります。
「ピンポイントクロス」というスキル名が示す通り、指定したエリアへ精確にボールを届ける能力はアクーニャさんの左足の強さの象徴です。
速いボールを送り込むことで相手ゴールキーパーの飛び出しを防ぎながら、前線の選手が合わせやすいタイミングとコースを計算したクロスが特徴です。
スポルティングCPで欧州サッカーのリズムに適応する中で磨かれたクロスの精度は、セビージャでも攻撃の重要な起点となっています。
相手守備陣がアクーニャさんのクロスを意識することで、他の攻撃パターンのスペースが生まれる効果もあり、チームの攻撃に相乗効果をもたらしています。
逆足の右足の精度も高いと評価されており、左足が封じられた場面でも右足でクロスを送れるため、相手守備が対応を難しくしています。
ミドルシュートの脅威と実績
サイドバックとしては異例ともいえるミドルシュートの能力もアクーニャさんの際立った特徴です。
元々MFとしてプレーしていた経験から、ゴール前への侵入とミドルレンジからのシュートが自然な選択肢として身についています。
ボックス外からのシュートはサイドバックに対して相手が準備していないケースが多く、そこを突く意識がアクーニャさんにはあります。
左足で放つミドルシュートはパワーとコントロールを兼ね備えており、ゴールキーパーにとって処理しにくいシュートとなることが多いです。
セビージャでの試合でも、相手が空けたスペースに走り込んでミドルシュートを狙う場面を何度も見せており、ゴールシーンを演出しています。
サイドバックがミドルシュートという武器を持つことは相手守備の意識を分散させる大きな効果があり、前線へのマークをひとつ引き付ける戦術的価値があります。
この能力があることで、相手は単純にアクーニャさんをサイドに押し込めばいいという守備プランが通用せず、対応を複雑にさせています。
セットプレーとFK精度
左足の精度を活かしたセットプレーへの貢献もアクーニャさんの価値のひとつです。
コーナーキックやフリーキックを担当する場面では、その高い左足の精度が直接ゴールへの可能性をもたらします。
アクーニャさんが担当するコーナーキックは、ゴール前のターゲットマンへ精確に届く質の高いボールで、チームの得点源のひとつとなっています。
フリーキックからの直接シュートも脅威であり、ゴールに近いエリアでのファウル獲得はセビージャにとって大きなチャンスとなります。
スポルティングCPでの欧州経験を通じて磨かれたセットプレーの技術は、国際舞台でも高く評価されています。
アルゼンチン代表でも左足のキッカーとして信頼されており、W杯2022でのチームの勝利に貢献する重要な役割を果たしました。
【フィジカル】90分間衰えないスタミナと闘争心
マルコス・アクーニャさんのプレースタイルを語る上で避けて通れないのが、この圧倒的なフィジカルと90分間衰えないスタミナです。
「闘争心むき出し! とにかく走り続けるアルゼンチン代表SB」とメディアで称されるほど、その運動量と闘争心はリーグ屈指のレベルにあります。
圧倒的な運動量と走行距離
アクーニャさんの最大の特徴のひとつが、試合を通じた圧倒的な運動量です。
左サイドバックとして守備時には自陣深くまで戻り、攻撃時には相手ゴール前まで侵入するという上下動を90分間続けるスタミナは、同ポジションの選手の中でも際立っています。
「90分間上下動し続ける運動量も素晴らしい」と専門メディアが評するほどのスタミナは、アルゼンチン代表でも中盤のマルチロールとして重宝される理由のひとつです。
試合終盤になっても運動量が落ちないアクーニャさんの存在は、疲れが出てくる後半にチームを助ける大きな力となります。
特に激戦となる重要な試合でこそ、この疲れ知らずのスタミナが真価を発揮し、チームが苦しい場面でも走り続ける姿は味方を鼓舞する効果もあります。
セビージャは欧州カップ戦(ELやCL)も含めた過密日程をこなすクラブであり、そのような状況でも高いパフォーマンスを維持できるアクーニャさんのスタミナは特に価値があります。
eFootballでもスタミナに関するパラメータは高い評価を受けており、ゲームデータが実際のプレーをよく反映しています。
闘争心あふれるプレースタイル
アクーニャさんのプレースタイルを一言で表すなら「闘争心むき出し」という表現がもっとも適切でしょう。
1対1の場面では相手に対して積極的にチャレンジし、ファウルになることも厭わない激しさで相手を封じようとします。
「闘争心むき出しのプレースタイルでファウルも多い」という評価はアルゼンチン出身選手らしさそのものといえ、南米サッカーの文化が体に染み込んでいることがわかります。
この闘争心は守備面だけでなく攻撃面でも発揮され、攻撃参加時にも積極的に相手を押しのけてチャンスを作る場面が多く見られます。
チームが苦しい状況に置かれたとき、アクーニャさんの闘争心あふれるプレーは周囲の選手を奮い立たせる触媒としても機能します。
カタールW杯2022のアルゼンチン代表は決勝含む7試合を戦い抜いて優勝しましたが、その過程でアクーニャさんの闘争心は欠かせない要素でした。
試合の中で相手に圧力をかけ続けるプレースタイルは、個人の能力だけでなくチームのモメンタムを作り出す力でもあります。
フィジカルコンタクトの強さとアグレッシブさ
172cmというサイズながら、77kgの体重を活かしたフィジカルコンタクトの強さもアクーニャさんの武器です。
身体の使い方が巧みで、相手との接触場面では体格差をうまく利用して優位に立つことができます。
守備時に相手ウインガーとの1対1では、体をぶつけてバランスを崩させたり、ボールと体の間に割り込んでボールを奪ったりと、フィジカルを最大限に活用した守備を見せます。
「アルゼンチン出身らしく1対1に強い」という評価は、南米で培われたフィジカルサッカーの文化が体に刻まれていることの表れです。
攻撃時にもフィジカルコンタクトを恐れず、相手ディフェンダーのプレッシャーを受けながらもボールをキープしてチャンスを作り出せます。
このアグレッシブさはファウルの多さにつながる側面もありますが、それ以上にチームへの貢献が大きいためセビージャとアルゼンチン代表で信頼される選手となっています。
【守備力】1対1の強さとボール奪取能力
攻撃的なイメージが強いアクーニャさんですが、守備力も左サイドバックとして十分な水準にあります。
1対1の強さとボール奪取能力は、アルゼンチン出身選手らしいアグレッシブさから生まれるものです。
守備での1対1の対応能力
守備での1対1はアクーニャさんの大きな強みのひとつです。
相手ウインガーが仕掛けてきた場面で、体をぶつけてバランスを崩させたり、相手の動きを読んで先に位置取りしたりと、様々な手法で1対1を制します。
アルゼンチン代表でのW杯評価Aは、この守備面での貢献が大きかったことも示しています。
タグリアフィコさんと組んだ左サイドバックのコンビが「安定感があった」と評されたのも、アクーニャさんの1対1の強さがあってこそです。
守備的なサイドバックではなく攻撃的なサイドバックとして分類されながらも、守備の質を落とさない両立能力は高く評価されます。
ファウルが多いというデメリットはあるものの、それはアグレッシブに守備をしかけることの裏返しであり、安易に相手を突破させないというスタンスの表れでもあります。
ラ・リーガという世界最高峰のウインガーたちが活躍するリーグで左SBを務め続けている事実は、守備力の高さを証明しています。
インターセプトと予測力
1対1の強さに加えて、アクーニャさんはインターセプト能力でも評価されています。
eFootballのおすすめ追加スキルに「インターセプト」が挙げられていることからも、この能力がアクーニャさんのプレースタイルに自然に合うことがわかります。
相手のパスコースを読んでボールを奪うインターセプトは、元MF出身ならではの高いサッカーインテリジェンスがあるからこそ可能な守備スキルです。
MFとして攻撃的な視点でプレーしていた経験が、守備時には「相手が次にどこへボールを出すか」という予測力として活きています。
この予測力による先読みの守備は、フィジカルで上回る相手に対しても有効で、速い選手に対してのひとつの対抗手段にもなっています。
W杯2022でも守備時の読みが光る場面がいくつもあり、単純な身体能力だけでなく戦術眼で相手を封じる場面が見られました。
守備時の課題と対策
守備力が高い一方で、アクーニャさんには明確な課題も存在します。
前述の通り、スピードで突破してくるタイプのウインガーへの対応がやや苦手な点は、本人も認識しているはずです。
足の速い選手に縦の突破を許した場合、カバーに入れない状況が生まれることがあり、チームとしての守備連携でカバーが必要な場面もあります。
対策として有効なのは、スピードに乗られる前のプレスと、縦突破のコースを切るポジショニングで、経験を積む中でこれらの対処法を身につけています。
また、ファウルが多い傾向はカードをもらうリスクにつながり、重要な試合での累積警告には注意が必要です。
しかし、これらの課題があってもラ・リーガとアルゼンチン代表で長年起用され続けている事実が、アクーニャさんの守備面の貢献が総合的に高いことを証明しています。
元MFの経験が生むポリバレント性とインテリジェンス
マルコス・アクーニャさんのプレースタイルの根幹にあるのが、元MF出身という経歴から生まれる高いインテリジェンスとポリバレント性です。
この点がアクーニャさんをセビージャとアルゼンチン代表で長年重宝される理由のひとつになっています。
MFからSBへの転身経緯と適応力
アクーニャさんは元々左ミッドフィールダー(LMF)としてキャリアをスタートさせました。
リーベル・プレートやスポルティングCPでは中盤や左サイドハーフとしてプレーし、攻撃的なポジションで経験を積んでいます。
セビージャ移籍に際して左サイドバックに転身し、そのポジションを完全に自分のものにしたという経緯があります。
MFとしての攻撃的な能力を持ちながら守備的なポジションをこなすこの転身は、高いサッカーインテリジェンスがなければ成立しません。
攻撃の仕組みを熟知しているからこそ、守備時に相手の意図を読む力が備わっており、そのインテリジェンスが左サイドバックとして機能する基盤となっています。
「元々はMFが本職で、中央でも両サイドでもプレーができる」というポリバレント性は、チームの戦術的な幅を広げる貴重な要素です。
セビージャでは左サイドバックが主なポジションですが、必要に応じてより攻撃的な位置でのプレーも可能で、監督にとって使い勝手の良い選手となっています。
攻守両面での高いポジショニング
元MFの経験から生まれる最大の恩恵が、攻守両面での高いポジショニング意識です。
守備時には相手の攻撃を予測して適切なポジションを取り、攻撃時には最も効果的な位置に動き出すという知的なサッカーができます。
現代の左サイドバックに求められる役割は複雑で、守備専念から攻撃的なウインガー化まで幅広いタスクをこなす能力が必要ですが、アクーニャさんはその両方をバランスよく果たせます。
「アルゼンチン代表では中盤のマルチロールとして重宝されている」という事実が、そのポジショニングの高さを端的に示しています。
代表では左サイドバックだけでなく、場合によっては中盤の位置でのプレーも可能で、監督のプランに柔軟に対応できます。
攻守の切り替えの素早さもMF経験から来るもので、守備から攻撃、攻撃から守備への移行が自然で無駄がありません。
アルゼンチン代表でのマルチロールとしての貢献
アルゼンチン代表においてアクーニャさんは、左サイドバックとしてだけでなく、チームのバランスを保つ存在として評価されています。
メッシさんやラウタロ・マルティネスさんらのスター選手が攻撃に専念できるのは、アクーニャさんのような選手が守備と攻撃参加を高水準でこなすからです。
代表での長期間にわたる活躍は、単純な能力の高さだけでなく、監督の戦術プランへの適応力と複数の役割をこなせるポリバレント性があってこそです。
コパ・アメリカ2021とW杯2022の連続タイトル獲得に貢献した選手として、アルゼンチンサッカー史に名を刻んでいます。
これらの実績が示すように、ただ走るだけでなく頭を使った知的なサッカーを展開するアクーニャさんは、現代の完成されたサイドバックのひとつの形といえるでしょう。
マルコス・アクーニャのプレースタイルを育てたキャリア|W杯優勝への道
- リーベル・プレートとスポルティングCPでの成長
- セビージャ移籍と左SBとしての地位確立
- アルゼンチン代表とカタールW杯2022の優勝
- 近年の活躍とセビージャでの現在の評価
リーベル・プレートとスポルティングCPでの成長
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マルコス・アクーニャさんのプレースタイルは、アルゼンチンと欧州でのキャリアを通じて形成されました。
ここでは、セビージャ移籍前のキャリアを辿りながら、そのプレースタイルがどのように育まれてきたのかを見ていきます。
アルゼンチンでのキャリアスタート
マルコス・アクーニャさんはアルゼンチンのサンティアゴ・デル・エステロ州出身で、南米サッカーの激しい環境の中でキャリアをスタートさせました。
アルゼンチンの強豪クラブ、リーベル・プレートでプロキャリアを歩み始め、そこで南米サッカー特有の激しさと技術の両立を学びました。
リーベル・プレートはアルゼンチンを代表するビッグクラブであり、多くの世界的選手を輩出してきた名門での経験がアクーニャさんの基盤を作りました。
この時期は主にミッドフィールダーとして活躍しており、のちにサイドバックとして世界に通用するための攻撃的センスを磨いていました。
アルゼンチンのプロサッカーは世界でも最もフィジカルの激しいリーグのひとつであり、その環境での経験が後年の「闘争心むき出し」のプレースタイルの礎となっています。
南米サッカーの文化的背景には、1対1での強さと闘争心を重視する価値観があり、アクーニャさんはその精神を体現した選手といえます。
スポルティングCPでの欧州デビューと成長
2015年頃にポルトガルのスポルティングCPへ移籍したアクーニャさんは、欧州サッカーという新しい環境で大きく成長しました。
スポルティングCPはポルトガル最強クラブのひとつで、ベンフィカやポルトと並ぶ「ビッグ3」の一角です。
スポルティングCPでは5年間にわたって活躍し、欧州サッカーへの適応と左サイドバックへの転身を果たした重要な時期です。
ポルトガル1部リーグ(プレミエイラ)での経験は、技術と戦術の両面でアクーニャさんを大きく成長させました。
欧州サッカーはアルゼンチンよりも組織的・戦術的な要素が求められ、その適応過程でアクーニャさんの戦術眼が磨かれていきました。
2019-20シーズンには24試合2得点1アシストという成績を残し、スポルティングCPのレギュラーとしての地位を確立しました。
この時期のパフォーマンスがセビージャの目に留まり、ラ・リーガへの移籍につながったわけです。
プレースタイル確立のプロセス
スポルティングCPでの5年間が、現在のアクーニャさんのプレースタイルを確立した最も重要な時期です。
MFとしてスタートしたキャリアを経て、左サイドバックへのポジション転換を経験し、攻守両面での高い水準を実現する選手へと成長しました。
ポルトガルリーグでのさまざまな相手との1対1や、欧州カップ戦での経験が守備力を鍛え、同時に持ち前の攻撃センスを守備ポジションから発揮する方法を学びました。
「左サイドバックでありながら攻撃的な貢献を高い水準で維持する」というスタイルは、スポルティングCPでの試行錯誤から生まれたものです。
ピンポイントクロスやミドルシュートといったスキルも、この時期の練習と実戦経験の中で高い精度に磨き上げられました。
5年間の欧州経験を経て世界レベルの左サイドバックとして評価されるようになったアクーニャさんの成長は、改めて振り返ると目覚ましいものがあります。
セビージャ移籍と左SBとしての地位確立
2020-21シーズン、マルコス・アクーニャさんはスペインの名門セビージャFCへの移籍を果たしました。
ラ・リーガという世界最高峰のリーグへの初挑戦は、アクーニャさんのキャリアのひとつの転換点となります。
セビージャ加入の背景と経緯
2020年夏、セビージャは左サイドバックの補強に動きました。
前シーズンのUEFAヨーロッパリーグ優勝の原動力だったセルヒオ・レギロンがトッテナムへ移籍し、その穴を埋める必要があったからです。
スポルティングCPでの活躍が評価されたアクーニャさんは、その後釜として白羽の矢が立ちました。
レギロンというEL優勝に貢献した選手の後継者として指名されたことは、アクーニャさんの評価の高さを示しています。
スポルティングCPから推定1400万ユーロ(当時約16.8億円)という市場価値を持って移籍し、ラ・リーガ初挑戦へと臨みました。
フレン・ロペテギ監督のサッカーは縦に速く攻撃的で、アクーニャさんの攻撃的なサイドバックスタイルとの相性は抜群でした。
「ラ・リーガ初挑戦だったが左サイドバックとしてロペテギ監督のサッカーに適応している」と専門家が評価する通り、スムーズな移籍と活躍を見せました。
ロペテギ体制での役割と実績
ロペテギ監督のセビージャでアクーニャさんは、攻撃的な左サイドバックとして重要な役割を担いました。
ロペテギ監督はスペイン代表監督経験もある戦術家で、その組織的なサッカーの中でアクーニャさんの攻撃参加は重要なオプションのひとつでした。
左サイドからのアクーニャさんのオーバーラップとクロスは、セビージャの攻撃パターンに組み込まれ、チームの得点力向上に貢献しました。
「セビージャに欠かせない存在」と評されるほどの地位を確立したのは、この時期の安定したパフォーマンスがあってのことです。
守備面でも適応に成功し、ラ・リーガの世界的なウインガーたちに対しても高い守備水準を維持しました。
ロペテギ監督の信頼を勝ち取ることで、セビージャでの長期在籍の基盤が作られていきました。
ラ・リーガでの評価と成績
セビージャでの活躍は着実にラ・リーガでの評価を高めていきました。
世界屈指の技術を持つウインガーたちが活躍するラ・リーガで、左サイドバックとして存在感を発揮し続けることは容易ではありません。
しかしアクーニャさんは、持ち前の闘争心とスタミナ、そして精度の高い左足を武器に、その競争を勝ち抜いてきました。
世界の選手能力値ランキング83位という評価はラ・リーガのレベルの中でも認められた証であり、欧州サッカーの中での地位の高さを示しています。
毎シーズン安定したパフォーマンスを継続し、セビージャの左サイドバックとして複数シーズンにわたってレギュラーポジションを守り続けてきました。
セビージャはラ・リーガ上位クラブとして欧州カップ戦にも毎年参加しており、その高い競争環境でのパフォーマンスが評価の裏付けとなっています。
アルゼンチン代表とカタールW杯2022の優勝
マルコス・アクーニャさんのキャリアのハイライトのひとつが、アルゼンチン代表としてのW杯制覇です。
ここでは、代表でのキャリアからカタールW杯2022での活躍まで詳しく見ていきます。
アルゼンチン代表でのキャリアと役割
アクーニャさんはアルゼンチン代表の左サイドバックとして長年にわたって活躍してきました。
メッシさん、ラウタロ・マルティネスさん、ジュリアン・アルバレスさんら世界的なスター選手が揃う代表チームにおいて、アクーニャさんは欠かせないピースとして機能してきました。
「アルゼンチン代表では中盤のマルチロールとして重宝されている」という評価が示す通り、単純なサイドバック以上の役割を担える選手として信頼されています。
代表での左サイドバックというポジションは、メッシさんが中央寄りでプレーする時間帯にアクーニャさんが左サイドの守備と攻撃を担当するという重要な役割です。
この役割を高い水準でこなし続けてきたことが、代表での長期在籍につながっています。
ニコラス・タグリアフィコさんとの左サイドバックのコンビは代表では安定感があると評されており、2人の存在感はチームの守備の柱でした。
コパ・アメリカ2021での優勝
アクーニャさんにとって代表での最初の重要なタイトルが、コパ・アメリカ2021の優勝です。
ブラジル開催のコパ・アメリカで、アルゼンチンは宿敵ブラジルを決勝で破って28年ぶりのコパ・アメリカ優勝を果たしました。
この大会はメッシさんにとって代表初タイトルという歴史的な瞬間でもあり、アクーニャさんもその歴史的チームの一員として活躍しました。
28年ぶりのコパ・アメリカ優勝メンバーとしてアルゼンチンサッカー史に名を刻んだことは、選手としての大きな誇りとなっています。
大会を通じて左サイドバックとして安定したパフォーマンスを見せ、アルゼンチン代表の守備を支えました。
コパ・アメリカ優勝が選手としての自信をさらに高め、続くW杯2022での活躍への基盤となりました。
カタールW杯2022での活躍と世界一
2022年のカタールW杯は、アクーニャさんのキャリアの頂点ともいえる舞台でした。
アルゼンチンは7試合を戦い、フランスとの歴史的な決勝戦をPK戦で制して36年ぶりの世界一に輝きました。
アクーニャさんはこのW杯で評価Aという高い評定を受けており、チームへの貢献度の高さが認められました。
「左サイドバックとして存在感を見せつけたアクーニャ。攻撃参加のタイミングもベテランならではの読みで、的確なクロスをあげることができる」という現地評価が、実際のパフォーマンスをよく表しています。
ナウエル・モリーナさん、ゴンサロ・モンティエルさん、タグリアフィコさんら複数のサイドバックが競うアルゼンチン代表の中で、アクーニャさんは左SBの主軸として活躍しました。
タグリアフィコさんとのローテーションを含めた左サイドバックの安定感はアルゼンチンの守備を支え、世界一達成に貢献しました。
このW杯優勝により、アクーニャさんはコパ・アメリカ2021とW杯2022の連続タイトル獲得を達成し、アルゼンチンサッカーの黄金時代を支えた選手として称えられています。
近年の活躍とセビージャでの現在の評価
W杯優勝後もアクーニャさんはセビージャでのパフォーマンスを継続しています。
ここでは、近年の活躍と現在の評価を整理します。
近年のセビージャでの継続的な活躍
W杯優勝後も、アクーニャさんはセビージャFCの左サイドバックとして継続的な活躍を見せています。
セビージャは近年、財政的な困難もありながらも欧州カップ戦常連のクラブとして存在感を保っており、アクーニャさんはその中核として機能しています。
2020年の移籍から5年近くにわたってレギュラーポジションを維持していること自体が、アクーニャさんの質の高さを証明しています。
毎シーズン一定の試合数と貢献を続けており、若い選手が台頭する中でもその地位を守り続けています。
現在はEA SPORTS FC(FIFA)のゲームでリーベル・プレート所属として登録されているなど、評価データによっては表記が異なる場合もありますが、セビージャでの活躍は継続中です。
セビージャの攻撃的なサッカースタイルとアクーニャさんのプレースタイルの相性の良さが、長期在籍を可能にしている大きな要因です。
ベテランとしての進化と変化
1991年生まれのアクーニャさんは、キャリアの充実した時期にさしかかっています。
若い頃の無尽蔵のスタミナは変わらないまでも、経験から来る賢いプレーの比重が増し、「ベテランならではの読みで、攻撃参加のタイミングも的確」という評価をW杯2022で受けるほどに成熟しました。
フィジカルと経験知の融合が現在のアクーニャさんの最大の強みであり、若い頃と比べてより効率的で効果的なプレーが増しています。
闘争心は変わらずむき出しながら、その発揮の仕方がより戦略的になり、無駄なファウルを減らしながら必要な場面で全力を出す術を身につけています。
これはサッカー選手として最も大切な成長のかたちのひとつであり、アクーニャさんが30代に入っても高い評価を維持している理由です。
経験豊富な左SBとして後進の選手たちへの影響力も増しており、セビージャでのチームリーダーとしての役割も担っています。
今後の展望とキャリアの見通し
マルコス・アクーニャさんの今後については、セビージャでの継続が最も有力な選択肢として見られています。
ラ・リーガのクラブとして長期在籍の実績があり、クラブとの信頼関係も築かれているため、現在の所属クラブでキャリアを全うする可能性が高いです。
W杯優勝を達成したアルゼンチン代表選手としての価値は、引退後のキャリアにも大きな影響をもたらすでしょう。
アルゼンチン代表についても、次世代の左サイドバックが育ちつつある中で、アクーニャさん自身の経験と知識を次世代に伝える立場に移行していく可能性があります。
サッカー選手として最も充実した時期を世界一の舞台で実力を発揮して過ごしたアクーニャさんの今後の活躍からは目が離せません。
元MF出身の攻撃的左サイドバックというスタイルは現代サッカーのトレンドに合致しており、その経験と知識はコーチとしての将来にも活きるはずです。
ここ、気になる方も多いはずなので、新しい情報があれば今後もアップデートしていきます。
マルコス・アクーニャのプレースタイルの総まとめポイント
- セビージャFC所属のアルゼンチン代表左サイドバック
- 1991年10月28日生まれ・172cm・77kg・利き足は左足
- プレースタイルは「攻撃的サイドバック」で運動量が最大の武器
- 主スキルはピンポイントクロスとミドルシュート
- 元MF出身でポリバレント性が高くどのポジションでも対応可能
- 左足の精度が高く逆足の右足も高い頻度・精度で使用可
- 闘争心むき出しで1対1に強くファウルも多いアグレッシブなSB
- 90分間走り続けるスタミナと献身性でチームを支える
- スピードで突破してくるタイプへの守備対応がやや苦手
- リーベルからスポルティングCPを経てセビージャへと渡った
- 2020-21シーズンにセビージャ移籍、即戦力として左SBに定着
- コパ・アメリカ2021でアルゼンチンの優勝に貢献
- カタールW杯2022でもアルゼンチンの世界一に貢献し評価A
- W杯ではタグリアフィコと左SBコンビで安定感ある守備を披露
- ベテランとしての読みの速さと攻撃参加のタイミングが光る
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